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■ゆでたまご「キン肉マン」60巻/ジャンプコミックス



悪魔将軍VSザ・マン決着。そして完璧超人始祖編がこの巻で終了。

何と言ってもこのまま悪魔将軍が勝利して終わったというのに驚く。ゆでたまごはなあ、昔気質の人だし、エピソードの最終戦は主人公の戦いで締めると思っていたからね。ここで超人閻魔が負けるにしても、ネメシスかネプチューンマンが刺激を受けて(もしくはザ・マンの力を吸収する等して)パワーアップ、キン肉マンとの最終戦に突入するのかと思っていたよ。

悪魔将軍はどんどんカリスマ度がアップしている印象。旧シリーズにおいて、これ以降のエピソードボスも存在するけど、結局悪魔将軍の凄さが強い。ラオウやフリーザみたいなもんだ。

悪魔超人・悪魔騎士の活躍が楽しいシリーズであった。主人公の戦い少ないけど、主人公の戦いってどうしても面白くないからね。非主人公でのカードばかりってのは先の読みにくさ含めて良い判断での展開だったと思う。あと一戦一戦が長く、これも自分としては良かった。露骨な捨て試合が無い。その分巻数も嵩んだけど全然宜しい。

■大谷紀子「すくってごらん」全3巻/講談社



左遷先が金魚すくいで賑わっている地域で、最初は腐りながらも徐々に金魚すくいに惹かれていく主人公の変化を描く作品。衒学漫画としても面白いし、話そのものもベタでスルスル入ってきて良い。

金魚すくいの全国大会に主人公が参加出来ないという展開は新鮮。しかも登録期限切れという結構どうでもいい理由で。いきなりメキメキと頭角を現せるものでもないし、この辺はリアルでいいんじゃないのかな。大会の脇役だけど主人公ではある。

全3巻、やや消化不良に感じる人間関係も残っていなくはないが、これもこれで良いと思う。一応、最後は数話使って初回から出ているメインキャラの救済が完了しているし。そこだけは作者も譲れなかったのかな。

最後も個人的には意外であった(まさかまた転勤になって立ち去るコトになるとは)。が、こういう終わり方のほうが好みかな。一時の幸せな祭りを味わったような残留がある。

■小畑健「All You Need Is Kill」(原作:桜坂洋)全2巻/JCヤングジャンプ



ギタイと呼ばれる怪物との戦争が続く中、死後ループする能力に目覚めた主人公が循環から突破すべく試行錯誤する話。

ループものに外れは殆ど無い。この作品も面白かった。全2巻とコンパクトに纏めているのも良い。これ、小説だったらこの部分掘り下げたりしているんだろうなーとか予想も出来るし、その予想の元、良い具合にカットして進めているんだろうなーとも思えてくる。何となく思えてくる。小畑健の美麗な絵に惹き込まれるのもあって一気に読み終えられる。

1巻ラストである程度予定調和のサプライズがあり、その後ループの原因が何なのか/どう断ち切ればいいのかというアプローチで後半は進む。ある意味バッドエンドであるが、これはこれで良い結末。映画版とは違うラストらしいので、そっちも気になるなあ。

■だろめおん「ケンガンアシュラ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子)1巻/裏サンデーコミックス



何となく再読。

自分はWEB連載分を追っている身で、連載現時点で江戸時代に乃木の先祖が雇っていた「拳眼」山下一之進なる人物の存在が明らかになったトコロ。この辺りで読み返すと面白いものも見えてくる。山下一之進、眼に長けた闘技者。

「そりゃあ残念だ」
一話で王馬が山下和夫に「アンタも闘るのかい?」と問うが、和夫は当然拒否。それに対してこのセリフ。
56歳のくたびれた壮年男性相手にこんなコトを言い放つのは、王馬の無差別全方位への戦闘意欲にも思える台詞であるが、山下一之進の血統たる和夫の凄さをこの時点で感じ取っていたようにも見えてくる。

また、王馬のその野良試合を平凡なサラリーマンの和夫が適切な脳内実況をしているのも、目利き能力が発達している闘技者の血を引いていたのなら納得出来る。

引きこもりの長男が実は会社経営していたってのも、もしかしたら山下一族ならではの力だったのかもナ。見る目があれば能力ある人見極めて採用して影武者に使って指示運営ぐらい出来るさ。同様に次男も今後今以上にフォローされるやも知れぬ。

他、乃木会長が和夫に拳願試合の存在を明かしたコトに秘書が疑問に思っているシーンも、ここに来てようやく回収されたのかな。まあ、その2話の段階ではこんな過去設定とか練っていなかったとは思うがな。何とか回収してきた感じはある。そりゃあ、乃木が山下を買っても問題ない。そういや山下は目が効くってのは、抽選のスロット目押し的なヤツや予選突破者を見抜いていた部分でも描かれていたなあ。

■松浦だるま「累」1巻/イブニングKC



10巻で五十嵐幾が出てきたのでつい再読。序盤も序盤の1巻はただただ悲惨な累の境遇が描かれている感じ。小学生時代はイチカの顔を奪い、結果死に至らしめている。高校時代では五十嵐幾と入れ替わるが、殺すまではいってない。ああ、でも小学生で間接的に人殺しているのかあ。累、もう救われる未来は無いよなあ。それでも応援したくなるキャラではある。特に1巻時点ではひたすら悲惨なだけだし。

羽生田も巻終盤で登場。透世の時同様協力を申し出るが、累の第一印象は『でもこの男何か気の許せない』というものだった。今は気の許せる存在になっているけど、この時の印象は最後の最後で正しかったとなったりするんだろうか。まだキャラが固まっていなかったが故の保険セリフなだけかも知れぬが。

10冊分も描いていると画風が微妙に変わっているのね。そこが再読して一番驚いた部分だよ。

■和月伸宏「るろうに剣心」1巻/集英社文庫



15幕まで収録。おまけでプロトタイプの読み切りも。

二枚目を一枚目にすえる漫画って、この作品辺りがルーツなのかなあ。SNKの格ゲーも美形を主役にしだした印象あるけどこっちのほうが早いよなあ。これ以前だと思い出せない。ビジュアルや性格的には左之助が本来なら主人公っぽいと感じる。熱血系。

不殺、というのが当時としては新しかった。命を捨ててでも勝利する、みたいな考えが少年漫画/バトル漫画の基本だった中で、殺さないし、自分も生きて帰るってのを優先するのは新鮮だった覚えがある。

結果、そのカウンターとして、「命を差し出す」的クラシックな話にも再び息が吹き込まれたと思う。覚悟のススメ全般とか、バキのアライジュニア戦での「命かける覚悟足りないヤツに容赦しない」みたいな思想、るろうにのカウンターでしょ。

14幕で黒笠戦が終わってて、この巻だけで作品エッセンスは充分描かれている。殺す気になっちゃってるからね、剣心。刃衛にはメンタル面で勝ちようがなかった結末にも思える。時限設置で殺さなきゃ助けられない状態にされるとこうもあっさり覆ってしまうのか。もしかしたら打ち切り用のラスボスだったのかも知れない。結末は刃衛自害で終わらせるけど。そういや志々雄真もセルフ発火という自爆な終わり方だったなあ。殺さないという縛りは作劇的にツライ要素ありそう。

「窒息死は汚く醜い 死体が涎糞尿を垂れ流す」(287ページ)
「お前は常に“御頭”の配下に見張られているんだよ 寝間でも 風呂でも 用便ン時でもな」(345ページ)
作者、最近DVD所持で書類送検されていたけど、ロリ趣味は意外だったよ。上に引用したセリフから、スカ方向の人だと思っていたので。

■松浦だるま「累」10巻/イブニングKC



母・誘の死の真相が明らかに。累も現場にいたもののショックで覚えていなかった模様。12時間限定ではなく、永遠に顔が交換出来る方法もあると判明。口紅、年齢差ある間でキスしたらどんな形で顔交換になるんだろうか。昔美人だった老人とキスしたら、若い頃の顔になるんだろうか。もしそうなら、母は最終的には累に顔を与えて死ぬ予定だったのかも知れぬ。

五十嵐幾が再登場。1巻後半、高校生時代の累の先輩。誰一人幸せになれる絵が浮かばない漫画であるが、幾には幸せになるチャンスあるのかなあ。幾、累の独り相撲で一方的に恨まれて疎まれただけで、当時行動も考えもクリーン過ぎる存在通しているからな。そういうキャラでも恋とかでコロッと裏切って堕ちる可能性秘めてるから油断ならない作品でもある。

野菊追跡で動く天ヶ崎、早くも幾にアプローチ。真っ向から顔交換話をしたり、勝負に出たな。しかもよい判断だったようで、幾が早速動揺している。幾、ここからが正念場だ。前述の心配事、不幸にならずに済むかどうかはここにかかっているぞ。

■上原求・新井和也「1日外出録 ハンチョウ」(原作:萩原天晴・協力:福本伸行)2巻/ヤンマガKC



不穏な雰囲気で跨いだ前巻であったが、大槻が策に溺れるようなオチになって一安心。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」メッチャ推し。女将まで言い出したのには笑った。未視聴ながらも地味に気になる映画の一つになってしまったではないか。

ただ外に出て飯を食うだけではなく、この巻からは地域性も取り込んできた模様。京都に向かう話とかナ。大槻、随分と学があるキャラになってきてるんですけど。ここまで来ると、この人ホントなんで地下施設落ちしたのか気になってくるな。地下に落ちてから色々学んで成長したキャラなのかも知れないけどさあ。

カレーは母親の味がベストというのは何か分かる。これ何なんだろうな。美味いカレーの記憶、つぶさに親にリサーチしても全然特殊要素がない素材ばかり出てくるんだよなあ。ベースもバーモントカレーだし。まああれだ。カレーさえどうにか出来りゃあ、母親の面目躍如だよ。

ようやく地下から解放される人物の、現代とのギャップを描くネタは挑戦的で宜しい。チョベリグとかエアマックス狩りとか、これ下手したら本編で大槻が活躍していた頃と被るかもしれないレベルの話でしょ。トネガワ外伝含め、時代の変遷をスルーしてどうにか成立するような作品なのにあえてそれをぶっこんで来るとは。

■谷川ニコ「クズとメガネと文学少女(偽)」1巻/星海社COMICS



進学高に入学した織川衣栞がイメチェンを図り、文学少女を装う。そんな織川に恋する古河、ガチで読書家の守谷の三人が織り成すコメディ漫画。四コマスタイル。内容はいつもの谷川ニコのノリ。

谷川ニコはどうしてもわたモテの印象が強く、つまりはもこっちみたいなキャラしか描けないように思っちゃうが、この漫画は見た目が可愛い女の子をちゃんと可愛く描いている作品になる。中身はポンコツだけどビジュアルは可愛い。いや中身も可愛くて色々とあざといぞこれは。

織川、自分と似たキャラに対して偽物呼ばわりしているのは何かもこっちっぽかったけど。お前が偽でしょうに。あのあぐら読書女の今後が気になる。メガネと意気投合するポジションになるのかなあ。

作中に登場した本に対してのエッセイ的なものも収録されており、谷川ニコ、案外活字本を読んでいるのねという感想。自作に反映されてないのでそこは意外だった。反映されているのはむしろネットネタばかりだよ。今作でもメッチャ早口や嘘松ネタとかあったし。まあ、読んだ本の元ネタが分かるレベルで反映されたらそれはそれで問題なのでオッケーですな。

何かこの一冊で終わってもいいような幕引きだったけど、一応続くんだよな? 1巻ってなってるし。

あと、出てきた小説は全部読んでみたくなるなあ。三島由紀夫とか一生読まないと思っていたけど、この漫画見てたら娯楽として楽しめそうだよ。化石になってる文学、現代でもまだ楽しむ方法ありそうだなと気付かせてくれた。

■谷川ニコ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」10巻/ガンガンコミックスONLINE



修学旅行のメンツとのその後のちょっとした発展が目につく。修学旅行はホント転換期だったんだなーと思う。まず、印象悪めだったうっちーへのフォローが面白いな。パンツを盗まれた一件からここまでおかしなレズ妄想キャラに広げるとは。うっちーは業の深いキャラ。同性愛者に付きまとわれているという誤解から、自身もそれをキモい言いつつ愉しんでいる風になっているというのは、複雑な面白さがある。己に当てはめて考えるとその難儀さが分かる。ホモに好意を持たれていると仮定して、その相手に応えられるかと問われれば、困るの一言に尽きる。

弟の智樹を通して、こみなんとかさんや後輩の井口さんともこっちの絡みも。もこっち、モテまくりの弟を利用しないのが意外だな。弟がモテるのを知って、あえて常に一緒にいて周囲に見せびらかす、みたいなコトやりそうなもんだが。近い存在なので弟がそんなに人気ってのを理解していないんだろうか。

特別編のロッテとのコラボが小宮山さんを通して無駄に詳しくて、しかし褒めてないような内容になってて楽しい。よくこれ通ったな。いやホント詳しいからちゃんとリサーチしてそうってのはよく伝わってくるんだがな。

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