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■だろめおん「ケンガンアシュラ」(原作:サンドロビッチ・ヤバ子)7巻/裏サンデーコミックス


拳願絶命トーナメント1回戦、第2試合と第3試合が収録。

二試合だけで単行本一冊というのにまず驚く。しかもまだ一回戦に過ぎない。かと言って、バトル漫画特有の一冊10分で読み終えるようなものでもなく、えらい密度がある。トーナメント参加選手の掘り下げ/キャラ付けが執拗でクドイ程で、超楽しい。

河野春男とか、無駄に強いデブの引きこもりというだけでも面白いのに、前身はヒマラヤの山間民族グルカの闘神というゴッテリした設定過多っぷり。一回戦で敗退するキャラにここまで肉付けしちゃうのかよとビビる。戦闘中に痩せるとか、これ刃牙だったらトーナメント決勝でやってたネタじゃん。

呉一族が面白い。優秀な身体能力を持つ者同士の掛け合わせで1300年の歴史に渡って「血統」としてバトル能力を高めてきた一族。一般的な漫画でよく揶揄される血統主義ってのは偉大な父を超える目標の必然として主人公はその遺伝子を受け継いでいたりするワケだが、こちらの「血統」主義はやや異なる。

アスリートとかで、「室伏と吉田沙保里を配合させたらその子供はどれぐらい凄いんだろう」みたいな与太を妄想するコトもあるだろうが、それを実行してサラブレッドを生み続けている、という設定が呉一族になる。リアルじゃあ、ほら、名声を得た金メダリストとかチャンピオンとかは金で群がる異性がわんさか出てしまって、より取り見取りになっちゃって、ルックスで配偶者選ぶよな。で、そういう身体面では虚弱な美女との間に生まれた子供は、アスリート面での優秀な遺伝子を受け継ぐとは限らない。かと言って、強さの伝承優先で当人の好まない相手を宛がうなんてのも、倫理的に無理な現状。人間は競走馬とは違う。そういう枷から外れた存在を描けるのも漫画の強みだなと思ったよ。

呉カルラが、現時点で作中最強っぽく描かれている加納アギトではなく、主人公・王馬にベタ惚れなのも本能的に一族の使命を全うしようとしているからであり、トーナメントが完了した時、つまり王馬が優勝した時はその選別眼の精度の高さの証明になるのやも知れぬ。

超面白い作品なんだけど、一番心配なのはちゃんとこのトーナメントをこの密度で最後まで描いてくれるのかという点。原作の引き出しに不安は無いが、純粋に裏サンデーの存続とかそういう大人の都合を心配しちゃう今日この頃。

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