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■松浦だるま「誘」/星海社



「累」の前日譚に相当。累の母親・誘を主役に据えた小説。作者は漫画同様松浦だるま。

番外編でありながら、「母親もまた醜かったのか」「口紅はどこから来たのか」がガッツリ描写されていて驚いた。後々漫画本編で明かされる謎かと思っていた部分なので、本編読者が手に取るかどうか分からないこの小説版で描かれるのは意外も意外。

が、裏を返せば、漫画本編は母親のエピソードや口紅のルーツはそぎ落として、累の物語に徹するのだろう。例えば「デスノート」はノートは何だったのかという部分は描かれず、あくまでも前提設定/装置として機能していた。そんな感じで、口紅の謎は掘り下げず、ただただ累がそれを使って織り成すサスペンスがメインになるのだろう。

猟奇的なラストが良い。これは小説ならではのエグさかも。漫画でこれやられるとキツい。今の時代なら絵でこれは無理でしょ。ていうか母親、全体的にとんでもない業を背負っててビビるんですけど。娘の累が生温く思えてくる。

漫画家の小説というコトでどんなもんだろうかと危惧はあったが、非常に読みやすかった。硬質な単語を選びつつも、一人称の感情に乗せて進んでいくのでスルスルと読める。これは脱線だが、カラオケが爆発的に世の中の歌唱力のアベレージを上げたように、SNSが世の中の文章力を上げたんじゃないかなーなんて思った。

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