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■笹沢左保「木枯し紋次郎 (一)」/光文社文庫



渡世人木枯し紋次郎を主人公に据えた連作短編集。「赦免花は散った」「流れ舟は帰らず」「湯煙に月は砕けた」「童唄を雨に流せ」「水神祭に死を呼んだ」、以上5編収録。

自分が感じる木枯し紋次郎の面白さはミステリ風の展開で、毎回最後にどんでん返しが待ち構えている。昔初めてシリーズを手にした時は単なる時代小説と思っていたので話の面白さに心底驚いた覚えがある。ミステリ風であってミステリではないので、読者が気付けるヒントがあるとは限らないんだが、鯱張っていないが故に意外性を出せている部分もある。

この1集、どれも高い水準だが、中でも「赦免花は散った」「流れ舟は帰らず」の二編が出色。ニセの解決ですら十分凄いのに、そこから更に真相が浮かんでくる。ラストまで気が抜けない。短編でここまで執拗にひっくり返してくるかと感動する。

紋次郎のキャラクターも序盤からいきなり立ってて魅力十分。ここまで虚無で世の中と関わらないように生きているキャラはかえって動かしにくいと思うのに、よくまあこんな面白い話に組み込めるもんだ。

ライバルキャラみたいなのが出てくる二期(?)以降はハズレなシリーズだが、一期のクオリティは素晴らしいと再確認。

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