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■山田風太郎「コレデオシマイ。」/角川春樹事務所



山田風太郎へのインタビューをまとめたもの。あちこちのインタビューを集めたものではなく、この本用に書きおこし(聞きおこし?)している。1996年刊で、言及している内容からオウム真理教が捕まった頃。

山田風太郎の生き様として、何もしたくないというのが伝わってくる。とにかくだらけたい。楽したい。なので、小説家なんて職業が存在していて良かった良かったと語るワケであるが、小説家がラクな職業と言える辺りが凄い。今日日、テキストで物語一本書くコトすら大仕事な人もいるし、実際一冊分書くなんて大変だろう。

山風は執筆業を本気でラクだと思っている節がある。その癖あれだけのクオリティに溢れた作品群を排出しているワケで、もうこれは蓄積している知識の土台が違うんだなと痛感する。だらけたい言いつつ実際実行しているんだけど、現代のニートやワナビに比べたら凄いコトやっちゃってる。

漱石をやたら褒め称えている。そういや自分も一時期漱石全集買ったりして挑んだが、どうにも面白さを見出だせなかった。文章の美麗さを褒め称えているが、小説をエンタメとして受信している自分にはそこはよく分からない部分。

秀吉って韓国では嫌われてても日本では愛されキャラだったのか。それに対する反骨で悪党極まる「妖説太閤記」を執筆したという天邪鬼さが山風らしい。天邪鬼というか、常識の隙を衝く視点が山風。

西郷隆盛についての言及が興味深い。明治維新、出世欲や金銭欲で動く人間を排除しようとしたものの敗北したという辺りが。カリスマもあってそういう理想を語っても付いてくる人もいたしこれ行けるでしょと政府を舐めてかかったが敗北。ランクが一枚二枚落ちる伊藤や大久保でも、私欲で動く人間のほうが強かったという。これは現代でもあるな。現代と明治との共通性を語って革新革命を語っていても、やってるコトは西郷みたいな人とかゴロゴロしているだろ。

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(これは藤林杏の為の歌じゃない)
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