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■連城三紀彦「人間動物園」/双葉社



記録的な大雪にあらゆる都市機能が麻痺するなか、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。被害者宅の至る所に仕掛けられた盗聴器に、一歩も身動きのとれない警察。追いつめられていく母親。そして前日から流される動物たちの血・・・。二転、三転の誘拐劇の果てにあるものとは。

娘を誘拐された母親の家は盗聴されているので踏み込めず、隣の家から監視するというシチュエーションが長らく続く。ダレるっちゃあダレるんだが、ブラインドされた状況下で緊張感を維持させる作劇は流石。

二転三転の内、二転に該当するであろう、身代金の受け渡しの瞬間は連城ミステリお得意の黒白反転が決まってて実に宜しい。ああ、自分は連城三紀彦作品読んでたんだったとその瞬間思い出したよ。

ラストの辺りはちょっと蛇足気味というか、刑事が推理する真相と犯人の手記がほぼ重複してて冗長。締りが悪かった。あと犯人のメンタルが凡百の意識高い系に過ぎず、知慮遠望なコトはやっていつつも小物感が強かった。

100点満点で85点ぐらいの作品。連城三紀彦は90点アベレージの作家なので、つまり、やや微妙な作品だったという感想に落ち着く。目眩くどんでん返しの連続こそ僕が求める連城。三転ぐらいじゃあ満足出来ない。

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