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■笹沢左保「木枯し紋次郎 (三)」/光文社文庫



「六地蔵の影を斬る」「噂の木枯し紋次郎」「木枯しの音に消えた」「雪燈籠に血が燃えた」、以上4編収録。

人との関わりの無い紋次郎、そのトレードマークたる長い楊枝と左頬の傷に纏わるエピソード「木枯しの音に消えた」が注目作になる。前作でも数少ない過去に触れる姉絡みの話があった。そして、今作のこれで、もう紋次郎の過去は出し切ったんじゃないのかな。左頬の傷、宿敵みたいな存在を作れる要素なのに、治療の痕という結構どうでもいい理由に落ち着いているってのにビビる。

「噂の木枯し紋次郎」は地の文に嘘があるのでミステリとして読むなら反則の部類なんだろうが、この作品はあくまでもミステリ風なので許容。ていうか反則がどうの言うよりも、この頃は大らかな時代でもしかしたら作者はミステリでもこれぐらい緩いルールで執筆していたのかも知れない。

これまでもそうだったし、「雪燈籠に血が燃えた」でも再認識したが、紋次郎は聡明過ぎるな。誰とも関わりを持たない主義ながらも、聡明なばっかりに真相を察して動いてしまっている部分がある。動かない主人公を動かす手立てとしてこういうトコロも作劇として上手い。

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