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■野﨑まど「[映]アムリタ」/メディアワークス文庫



自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが---。

楽しめた。最終的には、麻耶雄嵩のミステリを読んだかのような心地良いフェイクと後味を感じた。が、それは最終的にはであり、読んでる最中はジャンルすら不明で、青春モノ→SF→SFミステリと読書感覚が翻弄されていた。何気に後期クイーン問題じゃん。

で、恐らくそういう読み方をしたから楽しめたという部分も大きそうな一作。最初から判定する方向性が決まっていなかったのでブレも色々と許容出来るし、良いように翻弄されまくった。

天才の所業は語られない。ライターを原始人に見せてもメカニズムは理解出来ないように、ただそういう装置として扱われている。ライターの謎に迫るかと思ったトコロで「そこはそういうものです」的に次のステップに進んで、カタストロフに突入する、そんな矢継ぎ早感に上手く乗せられた。

メディアワークス文庫という容れ物ってのもなあ、油断するに十分だったな。ぼんやり何となくなラノベと思ってたら、結構ダークにも取れるエンディングだからなあ。これは数年後色々忘れた頃に再読したい一作。

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