■本岡冬成「あそびの時間」/ガガガ文庫
- 2016 02/12 (Fri)

ゲーセンを舞台にしたライトノベル。これはイマイチ。
話の展開がそのまま過ぎる。主人公の予想等に落とし穴があるのかと思いきや、何の捻りもなくその通りに進む。「クラン・ピカロ」なる謎のゲーセンという魅力的な設定もこの展開は勿体無いとしか言えない。
バタバタ登場するキャラクターはテンプレながらも濃い目の連中でそこは良かったかな。例によってキャラ出してるものの活かされていないまま終わっているが。二作目以降が出ていればどんどんと掘り下げられていく予定だったんだろうか。
素材や設定の配置の勘は良さそうなので、ベタなストーリーテリングさえ獲得すれば標準点以上のものは作れそうな作者かなーという印象。いくらなんでもこれは骨子が整っていない。
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