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■E・C・タブ「嵐の惑星ガース」/創元推理文庫



人工冬眠で星々をめぐり、過酷な労働に従事する渡り者のアール・デュマレスト。故郷の星〈地球〉を求めてさすらう彼が降り立ったのは、大嵐が天球の音楽をもたらし、人々の願いを叶えるという謎の自然現象が起きる惑星ガースだった。だが、被後見人を連れた女皇や妻の蘇生を望む男が現れたことにより、デュマレストは思わぬ騒動に巻き込まれる。伝説的スペース・オペラ第1弾。

数年ぶりの再読。褪せないな。淡々としたハードボイルド文体なので流行り廃りの影響受けないし、褪せないのも当然であるが。

2巻以降パターンが定まってくるので、この1巻が最も変化球だったのかも知れない。が、舞台の基本要素は出揃っている。宿敵となるサイクラン、敵ではないがデュマレストは十全に信頼を寄せているワケでもない宇宙友愛協会、代謝加速剤による高速移動などのギミック、そして各惑星特有の気候帯・文化・風習・政治形態。

この1巻の舞台ガースは嵐がもたらす超音波が幻覚を見せるというもの。デュマレストもそこで色々伏線っぽい過去をチラ見せしていたんだな。忘れていたし、これらは特にキッチリ回収された覚えもないし、伏線というワケではなくこの場の演出だっただけなのかな。

2巻が強烈だったのですっかり空気になっていた今回のヒロイン、改めて読んでも印象薄いな。デュマレストとの関わりが微妙であった。

サイクランの共生への拘泥はこの時点で芽生えていたのか。いや、何となくサイバー・ダイン独自の着想っぽくも思えるし、作者的に面白い題材だったのでその後(4巻)でシリーズの基本設定として膨らませたのやも知れぬ。

幕切れがあっさりしてて良い。このラストをロクに引っ張らずに次巻は始まる。

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