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■野﨑まど「know」/ハヤカワ文庫



超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチがの押した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女であった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。それは、世界が変わる4日間の始まりだった---

自分が、検索エンジンの存在で知識の溜め込みが無効化している時代に突入しているなあと痛感したのも数年前か。「黒死館殺人事件」みたいな作品が衒学集大成なだけで有難がられるコトも今後無くなっていくんだろうなあと思ったものだ。小説家も武器が一つ失われたんじゃないのかな。

という思いすら先回りしてとっととネタにしてみました的な世界観で展開するSF作品。序盤から執拗に描かれる知識即ゲットな舞台は「ああ、グーグルが更に進行したらこういう未来もあり得るだろうなあ」と思わせる説得力があった。

万能でしょこの人という御野・連レルのその規格外の描写を徹底的に仕込んだ上で、それを上回る全能感満載のキャラを登場させる流れが素敵。そのキャラの目的が理解不能を通り越して/一周してちょっとしょぼい印象に落ち着いたのは残念でもあるが、読者の想像力を超え過ぎてもワケ分からなくなるからなあ。このバランスは難しいし、ギリギリなトコロに着地させたのかな、とも思う。

銃弾の中でダンスするシーンがビジュアル的に良かった。ドレスが破片になっていく絵面、脳内に華麗に浮かんだ。そのシーンだけでも収穫と言える。

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