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■ダン・シモンズ「ザ・テラー」(上・下)/ハヤカワ文庫



大西洋から北まわりで太平洋に抜ける北西航路。その最後の部分を発見すべく、1845年5月、探検隊長のサー・ジョン・フランクリン率いる二隻の英国艦〈エレバス〉と〈テラー〉は出航した。だが、当初は順調だったものの、翌年9月には北米大陸の北で両艦は氷に閉ざされ、身動きできなくなってしまう。想像を絶する寒さの中、生き延びる道を探るフランクリンたちの前にやがて巨大な白い怪物が現われ、激烈な闘いが始まる。

文庫上下巻合計1100ページの大長編。凍てつく北極を舞台に、広くても閉塞的で終始絶望が付きまとう内容の話。実話を元にしており、当初はそのまま単なるノンフィクションかと思って読んでたが、途中から謎の怪物が登場して面白フィクションとして牽引力の強いエンタメだと分かった。

登場人物がやたら多くてまずそこで戸惑う。一覧も名前と役職がズラッと並んでいるだけで遠近感無し。が、これも強引に読んでる内に誰が重要か、どういうキャラなのかがちょっとづつ分かってきて脳内にそれが開拓されていく様も楽しい。この序盤の一杯登場人物出てきてワケ分からない感、ハンターの暗黒大陸行きの船内を何となく思い出したよ。

北極という環境と戦っているだけでもヒリヒリするが、謎の怪物の存在/正体への興味もページを繰らせる。ホラーなのか現実の範疇内なのか、自分が当作品をジャンル不明で読んでいたというのも上手い感じに機能した。突然変異で巨大化したホッキョクグマかなー等アタリを付けて読んでいたので、あの正体はまあ意外っちゃあ意外だがスッキリは出来なかったかな。

終盤の展開にはきょとんとせざるを得なかったが、大長編に付き合ってきた以上、どんなラストでも受け入れられたのでアリ。終始、次に何が起こるのか予想出来ないジェットコースターを堪能出来た。

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