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■笹沢左保「木枯し紋次郎 (八)」/光文社文庫



「念仏は五度まで」「命は一度捨てるもの」「狐火を六つ数えた」「砕けた波に影一つ」、以上4編収録。

大昔に読んだ時は二期作品は微妙という印象であった。で、今回もちょいと微妙かなーと、同じ感想を持っている。紋次郎のキャラ人気に依存した感じで、これまで程話一つ一つが練られていない感じ。

「狐火を六つ数えた」、意外と義憤に近い行動原理を見せて、ちょっと紋次郎らしくない気もした。以前の紋次郎ならもっとこうそこまで酷い世の中を見てもスルーしていたんじゃないかなあ。結構ストーリーへの絡め方に作者も苦戦していると感じる。

「砕けた波に影一つ」、閉鎖空間かつ船上というコトで、新鮮な気持ちで読めた。シリーズも長く続くと読んでて変化球を求めるようになるのう。

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