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■小木君人「その日彼は死なずにすむか?」/ガガガ文庫



僕は死んだ。何もいいことがない、17年の人生だった。……でもマキエルと名乗るいきものが言うには、もういちど10歳からやり直し“奇跡の欠片”をあつめれば次な死なずにすむらしい。北欧から転校してきた明るいソフィア、絵がうまいとも実、甘えさせてくれる隣のお姉さん弥宵-----奇跡の欠片がなんなのかマキエルは教えてくれなかったけど、僕はまえはぜんぜんできなかった、身近な女の子たちとのふれあいをたいせつに生きよう、今度は悔いを残さないために、と思った。だけど……。

面白そうな設定。しかしそこはガガガ文庫。第三回ライトノベル大賞ガガガ賞受賞作なんて肩書を持っていても所詮ガガガ文庫。基本は抑えてそうでいて何か歪で、どこかズレてて、ちょっくら浅い読後感は否めない一作であった。

しかし、奇跡の欠片なるキーが、物語導入から予想されるような『新しい人生で頑張った経験、それが奇跡の欠片だよ!』的なベッタベタなものではなく、即物的利己的合理的なものであったのは良かった。このアンサーも正直どうかと思わなくもないんだが、正道ではないという意外性だけで自分はイケた。

後書きも稚気に溢れてて恥ずかしいコト書いちゃってるけど、このデビュー作で終わって無くてその後も数作出しているのね。容れ物(この場合ラノベ)を変えればこれぐらい歪な展開でもアリな作風だと思える。人はラノベにはもっとベタと分かり易い倫理を求めてしまう。

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