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■内田康夫「ユタが愛した探偵」/角川文庫



琉球王家最後の姫君が名門・井伊家に嫁いだ事から始まった彦根の名物行事「ブクブク茶会」。その行事に沖縄から参加した式香桜里は、幼い頃から「神の子」と言われる不思議な能力を秘めていた。数日後、彦根において香桜里の訴状を執拗に探っていた不審な男が、琉球王国の聖地・斎場歌儀で死体となって発見される。事件究明の依頼を受けた浅見光彦は、急遽、沖縄へ。

内田康夫作品読むのは多分初。浅見光彦シリーズのドラマは幾つか観たコトはある。ご当地ネタを存分に咀嚼して話に溶け込ませているので、その辺の周辺知識を得ているだけでも楽しいし、このシリーズは絵にしやすいからドラマになるのも何か分かる。

基地問題とか、自分はサヨクの暴れっぷりがあちこちに晒されて昨今ようやく知り出したぐらいの人間であるが、これは昔からの根強い問題なんだな。この作者のスタンスには微妙に同意出来ないものもあるが、それでもニュートラルに伝えようとはしていそうではあった。

あと沖縄って日本語圏だし今は県の一つに数えられてはいるけど、ホント昔は琉球王国なる別の国だったんだなと知れたのが収穫。日本になれなかったのが朝鮮、なれたのが沖縄。これぐらいの認識になった。

で、ユタ。イタコみたいなものらしいんだが、こんなミステリと反する霊能者を出してどうするのかと思ったら、どうもしなかった。風俗やら伝統やらを踏み躙ったりはせず、こういう胡散臭いものを合理に解体せず、そういうのもアリですという感じで描かれていて、そこは作者の優しさが見て取れる。探偵役のキャラが霊能者の発言にヒントを得るコトはあっても推理にその非合理を前提としていないので、まあミステリとしても許せる。

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