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■夢枕獏「黄金宮」(1~4巻)/講談社文庫



欲望と人混みの街・新宿----アフリカ人の戦士が現れ、いきなりやりで中年男を刺し殺す。通りかかった都内最強の男・地虫平八郎の腕の中で息絶えた男は奇妙な黄金の勃起仏と千鶴を持っていた。さらに地虫の前にブードゥーの呪術師が立ちふさがる。地虫は拳法で銀髪の呪術師を迎え撃つ。

未完作品。4巻目のノベルス版が出たのが1992年4月とのコトで、もう続きが描かれるコトは無さそう。分かっていた。未完と分かっていながら手を出したんだ。

仏教は何故西に伝達しなかったのか。いや、伝達していた。アフリカに伝わっていた。そんな着想から生まれた作品らしく、トンデモ感が甚だしく面白い。1巻冒頭で黒人が新宿に佇んでいるだけで惹き付ける面白さ。この導入はこの作品がギャグなのかシリアスなのか判断つかなかったよ。夢枕獏、ふざけた掌編も書くじゃん。そっち系かと戸惑ったよ。

密教とかも絡んで孔雀王チックな雰囲気もこの作者にしては珍しいし(陰陽師とか空海とか題材にしている作者だけど何か違う)、黒人どもの異能力者っぷりも風太郎忍法帖のノリで楽しい。まあしかし登場キャラを掘り下げている内に愛着がわいてしまうのか、結構どのキャラもしぶとく退場せずにうろちょろしてて、構想も長大化、放置というパターンになってしまったのかな。

この作品用に下調べしたネタ、他の作品に流用出来無さそうな感じもあるので(特にアフリカに仏教って部分)、このぶん投げ放置はもったいないなあとも思う。

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